おっけいレポート

これまでに経験してきた気になること、みなさんに知って欲しいことをまとめます

心当たりのないメールには反応しない!

 私がこれまで受け取った迷惑メールには「配信停止はこちら」といった表記はなかったのですが、なかにはそういったメールが存在するようです。たしかに、メールマガジンや営業・勧誘のメールの末尾に「配信停止はこちらから」とクリックを誘導するものがあります。

 国民生活センターの注意喚起に、以下のような内容が掲載されていましたのでご紹介いたします。

心当たりのない迷惑メールを止めたいけれど…

【質問】
 迷惑メールがたくさん届いて困っています。発信元に心当たりがないメールに「配信停止はこちら」とメールアドレスが書かれていましたが、返信してもよいものでしょうか?
【回答】
 心当たりのない不審なメールやSMS(ショートメッセージサービス)が届いたときの基本的な対処法は「開かず削除すること」です。「返信する」「URLをクリックする」など、メールに反応することは、別のトラブルのきっかけとなる場合があるため、やめましょう。もしも不安を感じたら、お近くの消費生活センター等にご相談ください。

心当たりのない迷惑メールを止めたいけれど…送信元に連絡すべき?

詐欺への誘導

 この相談自体は6年ほど前のものなのですが、現在はもっと進んでいると思います。なんとかしてURLを踏ませるもの、ファイルをダウンロードしたり、ウィルスに感染させたりしようとするものが氾濫しています。

 また、IDやパスワードを入力させて情報を抜き取るもの。これがクレジットカードや銀行関係といったお金に直接関係するものだと被害は深刻です。「引き落としができていません」と書かれたメールのリンクから情報を入力してしまったら、数万円を引き出されてしまったという被害もあるようです。

 いわゆる還付金詐欺のような額の大きくないものではありますが、ダメージはとても大きいと思います。ちょっとしたミスから生じた被害、といったところだからです。

被害を受けないために

 自己防衛としてできることはいくつかあります。

  1. 無視する
    知らない発信元からのメールは開かない、削除する
  2. もし「ログイン」系に反応してしまったら、パスワードを変更する
    即変更できれば被害は最小で食い止められる可能性が高いです
  3. セキュリティソフトや迷惑メール振り分けを利用する
    なにかに感染しているかもしれないので、すぐに脆弱性診断をする
  4. OSのアップデート
    セキュリティ対策になります
  5. スマホやPCの感染であれば最終手段、初期化
    アップデートをしているのであれば初期化することでなかったことにできます

情報提供や相談先をご紹介します

 法律にもとづき国の委託を受けた機関が、迷惑メールに関する情報収集を行い、違反者に対して行政処分を行うなど、行政上の措置に役立てています。下記の機関に情報提供をすることができます。

心当たりのない迷惑メールを止めたいけれど…送信元に連絡すべき?
  • 迷惑メールの送信元のプロバイダや携帯電話会社に情報提供しましょう(ただし、迷惑メールの差出人欄に表示されているメールアドレスは迷惑メール送信者によって書き換えられています。メールの経路情報(ヘッダ情報)で真の送信元プロバイダを確認してから情報提供しましょう)。
  • どのプロバイダから迷惑メールが来たのかわからない場合には、契約している携帯電話会社かプロバイダに相談しましょう。
  • そのほか、(一財)日本データ通信協会でも迷惑メールの情報提供を受け付けています。
迷惑メールを受信した方へのアドバイス

 その他、警察庁のページからサイバー犯罪の相談窓口からも情報提供や相談ができます。こちらもご利用ください。とにかく被害を受けないように、自己防衛していきましょう。